ハ長調では、E線の音程が高めですのでチューナーで音を鳴らしたり目で確認したりとその部分だけ取り出しての練習をお願いいたします。 下降形の時に3の指以降手の形が変わってしまうので、4を隣の弦押さえて1〜3を押さえたり離したりの練習をお願いいたします。 それによって形を変えずに話す距離感が掴めるようになります。
弦が変わった時も改めて指を抑え直さなくても弾けるようになりますので、音程が不安定になりにくくなります。
アンダンテでは、Pでのスタッカートの為、1つの音の中で出発と到着の一瞬の点は必要ですが経過の所は少し浮かせる感じでお願いいたします。 そうすると音の輪郭はぼやけずに軽く聞こえるようになります。
スフォルツァンドの前の音は極力短くて大丈夫です。
それよりもスフォルツァンドの音がこの曲の醍醐味となりますので、そこが強くしっかり弾けるように前もって準備をお願いいたします。 その重音ですが、4本となる為2本2本で分けて弾きます。
その時に下の2本がバラバラになりやすいですので、先ずは2本ずつに分けて止まって練習していただき、下の2本の角度付けを確実になるようにお願いいたします。 弓の配分としましては、上2本が1/4、下2本が2/4ぐらいとなります。
中間のD線G線の移弦ですが、D線の方がメロディ音となりますので弓の配分をD線:G線2:1でお願いいたします。
最後のPPは、弓をゆっくり少しで小さくお願いいたします。
見よ、勇士は帰るでは、弓の毛を全てしっかり付けて駒寄りでお願いいたします。
次の音が開放弦の場合、直ぐに左指を離してしまうと離した音が聞こえてしまうので、開放弦を弾き始めた後に離すようにお願いいたします。
「ハ長調音階、アンダンテ(交響曲第94番「驚愕」より )、見よ、勇士は帰る(オラトリオ「ユダス・マカベウス 」よりのレッスン」新宿教室2022-5-27-no0022-1061
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