本日より新たに「いつも何度でも」にチャレンジしていただいております。前回のレッスンコメント時にお話しした通り、ボーイングやフィンガリングを生徒さんと一緒に考えながらのレッスンを行いました。原曲の歌の発音から音のイメージを連想し、バイオリンで演奏する場合どのようなボーイングにすれば歌のニュアンスが出せるかを意識しボーイングを決めていきました。あ行やら行の音が続くメロディならスラーをつけて演奏する、か行やた行のように強く息を吐く言葉で歌っているメロディは弓を返して演奏する、
促音(小さいつ)が入る歌詞ではスタッカートを使う、まずはこれらのことを念頭においてボーイングを考えていきます。実際に演奏してみて弓が足らなくなったり演奏が困難な場合は修正し、クリエイティブな作業を繰り返しました。通常はあらかじめ教材として事前にご用意してレッスンを行いますが、創作の現場を生徒さんと共有することで先生の指示通りの音楽ではなくご自身で考えて音楽を創作するための能力を養っていただけると思い今回のようなレッスンスタイルをとらせていただきました。生徒さんは先生からのインプットが多いですが、アウトプットしていただくことで自己分析ができるので色々確認する事ができ、自分に必要なテクニックや改善点など新たな目標の発見にも繋がります。次回も今回のようなレッスンを行なっていきたいと思います。本日もレッスンお疲れ様でした。
「いつも何度でも、」境町教室2022-11-12-no0023-1065
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