引き続き「いつも何度でも」の演奏計画を生徒さんと共作していくレッスンを行いました。まず前回のレッスンの復習もかねて曲の冒頭からボーイングを決めた箇所まで演奏していただきました。歌のイメージとバイオリンの演奏イメージがリンクしたと見えて音色がいつもより透明感があり良かった印象でした。元々耳コピで演奏されてた曲なので、音程も耳で覚えられてしっかりしていました。それから曲の続きのボーイングを共作していく中、ビブラートとテヌートの必要性が新たに発見されました。人が歌っているように演奏するためにはビブラートを習得していく必要性があり、スラーをつけて滑らかに演奏したいものの同じ音符が続いたメロディでは弓を返さなければなりません。そこで新たに音の長さを十分に保って音符通しが繋がって聞こえるテヌートという奏法が必要になってきます。「音の長さを十分に保って」という説明は教科書や楽典書でよくみられる文章ですが、音量も一定に保つといいでしょう。ビブラートについては左手の脱力ができた上で練習が必要になってきますので別個で対応します。レッスン中に音楽雑談に展開した場面がありましたが、過去にレッスンした曲に対して新たな発見を持てたご様子でした。レッスンを継続し、音楽の技術と知識が身についたことによりレベルアップした何よりの証拠です。このような瞬間を間近でみる事ができてとても嬉しく誇らしく思います。 次回も今回のような充実したレッスンを目指してお互いに頑張りましょう。
本日もレッスンお疲れ様でした。
「いつも何度でも、」境町教室2022-11-26-no0023-1065
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