猛暑の中レッスンお疲れ様です。
前回から引き続き「向日葵/adoその2」を練習していただいております。
スラーをつける箇所、
デタッシェ(1音ずつ弓を返す)で演奏する箇所、
などボーイングを決めながら練習を行なっています。
メロディの歌い方や演奏の効率性の質を高めるための作業ですが、
使える弓の量が少ないと綺麗なレガートが演奏できず
1音1音の発音が中途半端になってしまいます。
なので久しぶりに右手だけの練習を本日は行いました。
♩=60で全弓で2拍ごとに弓を返します。
短い音符で全弓を使うと必然的に弓のスピードが速くなりますので
全弓を使う感覚を覚えることに適しています。
もちろん弓のスピードが速い分弓の圧力も増すので音が大きくなりますが、
弓の量を増やした状態で繊細な音色を作る方法もあります。
①弓を寝かせる
弓を寝かせることにより、弦に接触する毛の量が少なくなりますので
当然音量も少なくなります。
②弓の位置を指板よりにする
バイオリンの弦を指で弾いた経験があると思いますが、
この時に駒よりの部分と指板よりの部分を弾き比べてみてください。
どちらが柔らかいでしょうか、、、、
実際に試していただければお分かりになると思いますので
ぜひ試してください。
ご自身のイメージ通りの音色が出せてこそ
演奏することの幸福感が生まれますので
わからないことがあったときは前の段階に戻ることで
次へのヒントが見えてくるものです。
私も最善を尽くしていきたいと思います。
本日もレッスンお疲れ様でした。