本日から基礎的な運指のためにカイザーというバイオリンのエチュードの第4曲目にチャレンジしていただきました。1、3、1、3、2、4、2、4、というように指をバタつかせる音形になっており、指力の強化に役立ち、思い通りに指をコントロールするための神経の訓練にもなります。ここであらためてわかってくるのが左手の構え方含めた姿勢の重要性です。ファーストポジションの4の指でD線のA音を押さえる場合指を開かなくてはなりませんが、そのためには左肘を内側に入れてあげます。どのくらい肘を内側に入れるかを確認する方法は、まず楽器を持たずに左手を前に出します(人に物をあげるときのように)。そのまま肘を曲げ指が上を向く状態にします。最後に手首を自分から見て左側にダランと倒します。この状態で手のひらと肩の間にバイオリンがくるように楽器を構えます。これがご本人から見て適切なバイオリンの構えになります。あと左手の親指の位置にも注目してみましょう。指板の上に突き出しすぎると運指を阻害してしまいうので肘を内側に入れると同時に親指もネックの下に持ってきてください。特にやりたい曲がないときにこういった基礎練習を行っておけばやりたい曲が出てきたときに万全の体勢でのぞむことができます。深いことを考えず取り組みやすい内容となっておりますので気楽にトレーニングすることが可能ですのでぜひやって見てください。本日もレッスンお疲れ様でした。