生徒様が人前で演奏する機会に恵まれたご様子で
急遽本日は演目に設定された「メヌエット第3番」を練習していただきました。
曲はすっかり頭に入ってつっかえず曲の終わりまで演奏しきれますが、
細か練習ポイントを新たに設定します。
①[ボーイングを譜面通りにする]
スラーがついていないところもスラーで弾いてしまい
弓が足らなくなって窮屈な演奏になってしまっています。
まずはできるだけ全弓を使えるくらいのんびりな自分のテンポで
ゆったりと練習してみましょう。
スラーで繋がっている音同士は移弦をせず4の指を使いましょう。
この方が滑らかに音と音を繋ぐことができます。
②[スタッカートの長さ]
音符の長さを短くしすぎるとマーチのような元気すぎる雰囲気になってしまい
この曲とは合わなくなりますので、
ガッと歯切れ良く切るのではなく
ふわっと音が消えていくようなスタッカートを心がけましょう。
③[強弱を有効活用して演奏の流れをスムーズに]
ダウンで付点2部音符を弾き切ったあとにすぐに弓を戻してダウンから次の小節を
弾き始める箇所がよくでてきます。
直前の付点2部音符(長い音符)を全部伸ばさず
上手くデクレシェンドさせて弓を戻すための時間を稼ぎます。
まだ時間はありますので慌てず一つ一つの課題をクリアして
素晴らしい演奏を披露して上げてください。
私もしっかり努めます。
本日もレッスンお疲れ様でした。